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2023青森ねぶた祭の日程!地元民が見どころや混雑状況を紹介

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青森ねぶた祭り

青森県民ということもあり、私にとって夏祭りといえば「ねぶた祭り」。

毎年ねぶた祭りがあって、ようやく夏が来たという気になれます。

そんな地元大好きな私が、青森ねぶた祭りの魅力を熱く語りたいと思います。

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青森ねぶた祭りの開催日程と場所

公式サイト

開催日程

2023年8月2日(水)〜7日(月)

※青森ねぶた祭りは、毎年同じ期間に行われます

例年通りなら、大体以下のスケジュールで開催されます。

  • 1日の前夜祭は、ハネトやお囃子の説明
  • 2〜3日は19:00からねぶたの運行
  • 4~6日は18:50からねぶたの運行
  • 6日はねぶた大賞、各賞の発表。
  • 7日は各賞を受賞したねぶたが船で運行され、花火とともにフィナーレ。

※運行とは、山車、お囃子、踊り手などを一塊とした団体が練り歩くことです。

開催場所

場所:青森市内の青森駅周辺

「ねぶた」とはそもそも何なのか?

青森ねぶた祭り
Photo by yisris – Tohoku Six-Souls Festival (東北六魂祭)

「ねぶた」という言葉自体は、睡魔を払うという昔の風習「ねむりながし」が訛ったものという説が有力です。

しかし、定説はないみたいなんですね。

青森県民の私も、アイヌ語から来ていると聞いたことがあるくらいで、はっきりと分かりません。

ねぶた祭の由来は?

青森ねぶた - 海上運行
Amazing AOMORI:青森花火大会・ねぶた海上運行

ねぶたの山車は京都の祭りから。

ねぶたの掛け声や独特な踊りは、北方のアイヌ文化から。

ねぶたの海上運行は、七夕祭りの灯篭流しからと考えられています。

※海上運行とは、ねぶたを船に乗せて海で練り歩きをすること。

ようするに、あちこちの有名なお祭りを掛け合わせて作ったのが、ねぶた祭りということでしょうか。

以前は蝦夷征伐説が最有力だった

以前は、かの有名な征夷大将軍、坂上田村麻呂が蝦夷征伐の際に戦場で囃子をたてたことが、ねぶた祭の起源とされていました。

だから「ねぶた大賞」も、昔は「田村麿賞」と言ったんですね。

が、この考え方は今では主流ではありません。

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青森ねぶた祭の楽しみ方と見どころ

青森ねぶた祭りは8月の初旬に始まることもあり、青森県民にとっては、夏本番を告げるイベントです。

青森ねぶた祭は、お囃子、太鼓、「ラッセラー」という掛け声、歌舞伎のような大迫力でまぶしく輝く山車が特徴。

ハネトとして参加する楽しみ方

個人的には、ハネトとしてお祭りに参加することこそが、最高の楽しみ方だと思います。

ハネト(跳人)とは、ねぶた祭りの踊り手のこと。

ルールさえ守れば、誰でも簡単にハネトとして参加できます。ここが他の祭りとの大きな違いだと思います。

踊り方は簡単、片足で二回ずつ跳ねるだけ。ケンケンパの「ケンケン」を交互の脚で永遠と繰り返す感じ。

そのとき、次のように掛け声をかけます。

「ラッセラー、ラッセラー、ラッセラッセラッセラー」

これを2時間ぐらい続けることになるんですが。でも、ハネトとして参加した人達の一体感は半端ではなく、時間なんてあっという間ですよ。

ちなみに、終わった後は足がパンパンで動けません。

これこそまさに後の祭りですね。(笑

ハネトとして参加するには?

ねぶた祭り - ハネト

ハネトとして参加するには、事前に申し込み・・・とかは一切不要。当日ひょいっと、ハネトの団体に飛び込めばOKです。

気軽でいいでしょ!(*゚∀゚)

ただし正装じゃないといけないので、そこら辺はあらかじめ揃えてくださいね。花笠、たすき、おこし、しごき、足袋、草履などが必要です。

(花笠は被ってない人も多い)

ハネトの正装に必要なものは、青森駅周辺のデパートや衣装屋さんで、購入またはレンタルできるので心配無用ですよ。

そして、できれば鈴をたくさん付けて行ってください。

もともと鈴に意味はなかったのですが、近年ハネトの落とす鈴が「幸運の鈴」と持ち上げられています。沿道で落とした鈴に、見学客が殺到しますから。

通りで見ている子供たちも鈴を欲しがるので、たくさん落としてあげると喜ばれますよ。

ハネトの魅力に関しては、以下の記事に詳しくまとめています。読んでみて興味をもったら、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

≫ 森県民が語るねぶた祭りハネトの魅力!由来や注意点も解説

ねぶた祭りの見学は、場所取りが肝心

↑の動画では、警察がブルーシートを敷いた瞬間、取り合いになってるのが分かると思います。

ねぶたの運行を間近で見れる場所は取り合いです。

場所取りをするなら、かなり早めに現地に言って場所を探しておいた方が良いですよ。

沿道の最前列にいれば、ハネトからたくさん鈴を貰うことができますからね。

あと、ねぶたの山車も目の前で見れて、その迫力と光輝く姿に圧倒されると思います。

ハネトが通ると熱気が凄いので、飲み物を忘れないようにしてください。

小型のイスを持って行くと、疲れなくていいですよ。

8月2日と8月3日は子どもねぶたも運行される

8月2日と8月3日のねぶた運行には、子供ねぶたといわれる小さいねぶたも混じります。

子供ねぶたは、子供が引き手に混じる小さい山車。本格的なものから、ポケモンやキャラクターが載っている可愛らしいものまで。

子供ねぶたといっても十分に大きい物もあり、大人6〜8人で曳くものや、中には大型ねぶたに迫る大きさのものも。

見学している子供たちも、子供ねぶたに大喜びしているようです。

迫力満点の大型運行

お囃子の一団とともに、大型のねぶたが近づいてきます。

間近で見るとわかるのですが本当にデカイ。しかも予想以上に光り輝きます。

JRが制作したねぶたには800 〜1,200個の電球がつき、パナソニックのねぶたにはLED電球が約1900個ついていたりなど。

ねぶたは毎年違うので、今年はどれぐらいの規模になるかは分かりませんが、大型のものは目がくらむように光り輝きます。

また、それが独特の動きで練り歩く姿がアツい!その後ろに続くハネトが、熱気を運んできますしね。(^_^;)

このねぶたの一団が、繰り返しメイン通りを練り歩きます。

ねぶた師に注目

ちなみに、私は青森山田高校の出身で、うちの高校では毎年ねぶたを出すのですが。

青森山田のねぶたは北村隆(きたむらたかし)さんという、高名なねぶた師が担当してくださっていて、毎年入賞候補に入るんです。

ねぶた大賞も受賞し、なんと大英博物館にも展示されているという!北村さんのねぶたって凄いですね。

ねぶた師を調べてみると、今年のねぶたのテーマやエピソードが分かり、ねぶたをより深く見ることができますよ。

<北村隆さん>
公式サイト:青森ねぶた ねぶた師 北村隆
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青森にきたらコレ食べてって

aomoriafactory
Photo by chinnian – DSCF0682, CC BY-SA 2.0

青森には美味しい食べ物や、地ビールなどが豊富にあります。

青森駅近くにA-FACTORYというお店があり、県内産加工品や地ビールなどをたくさん扱ってますよ。

最近はりんごのお酒「シードル」が県内で流行中。

A-FACTORYには、オリジナルのシードルがあるのでぜひお試しあれ。青森県産のりんごの特徴である、甘みと香りが活かされています。

八戸市産の鯖を使ったしめ鯖も美味しいです。「八戸前沖さば」というブランドがあり脂が乗っていて美味しい。

しじみラーメンや煮干しラーメンも一押し。東京の有名店にも引けを取らないと思います。特に煮干しラーメンは、大量の煮干しにとんこつを合わせた濃厚スープが癖になりますよ。

その他、駅前にあるアウガの地下や新鮮市場には、海の幸や海鮮丼もあったり、お土産の定番である津軽漬けなんかも売っています。

青森ねぶた祭りの混雑状況

ねぶた祭の開催期間中は、青森駅周辺はかなり混んで、自動車でスムーズに移動できません。

パーキングなどもありますが、早めに青森入りしないと停められれませんよ。

そこで、電車の場合は駅周辺のホテルを利用し、車の場合は「浪岡駅」周辺に泊まり電車での青森入りをされるといいと思います(王道では無いですが)。

また、青森駅周辺のホテルは予約で一杯になりますので、早めに予約しておきましょう。

浪岡という地域は、青森市(ねぶた祭)、弘前市(ねぷた祭り)、五所川原市(たちねぷた)いずれにも交通の便が良い場所です。

浪岡には何年か前まで、利用者数全国1位だったアップルヒルという道の駅があります。ねぶたの期間中はそこで車中泊をして、道の駅でそばなどを食べて、電車で青森へ向かうという方が多いようです。総合運動公園の駐車場なんかもあります。

浪岡にもこういった旅館はあるのですが、かなり少ないです。

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まとめ

260万人以上が訪れ、年ごとに人気を増していく青森ねぶた祭。

無形重要文化財にも指定されているこのお祭りを、一緒に盛り上げて貰えたらな―と思います。

個人的にはハネトとして参加するのが、一番楽しいと思いますよ。

家族で、仲間内で参加して、ぜひ一体感を味わってください。

そして青森はお祭り以外にも様々な観光スポットがある土地です。

それを活かすための整備はまだまだですが・・・ぜひ、青森県に遊びに来てくださいね。

宿泊施設はそんなに多くないので、ねぶた祭りにあわせて青森駅周辺のホテルに泊まるときは、早めの予約が吉です。

ほぼ同時に開催される五所川原立佞武多祭りについては、こちらの記事で紹介してます。

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