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2023北上みちのく芸能まつり!楽しみ方と見どころを紹介

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北上・みちのく芸能まつりは、民俗芸能のためのお祭り。

お祭りのメインイベントは、鬼剣舞(おにけんばい)と呼ばれる民俗芸能の大群舞です。

しかし地元民の私としては、見どころは最終日の花火だと断言します!

この花火は地方都市のわりには規模が大きく、10000発の花火が打ち上がるんですよ。

そしてラストは370年以上の歴史をもつ、トロッコ流しと呼ばれる燈籠流しがあります。

地元ということもあり民俗芸能についても紹介しますが、花火以外はかなり玄人好みのお祭りと言えるでしょう。

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北上・みちのく芸能まつりの開催日程

公式サイト

開催日程

日程:2023年8月4日(金)〜8月6日(日) ※花火は8月6日の19:30〜20:30

※毎年8月の第一金曜から3日間開催されます。花火は最終日。

<過去の開催日程>
2022年8月6日(土)〜8月7日(日)

開催場所

1日日:岩手県北上市内の各イベント会場
2日目:民族舞踊は北上市内大通り(商店街)
3日目:花火は北上川珊瑚橋付近

北上・みちのく芸能まつりとは?

昭和37年から続く民俗芸能のお祭りです。このお祭りでは、100を越す民俗芸能団体が集まります。

中でも、鬼剣舞(おにけんばい)と鹿踊(ししおどり)は、人気のある民俗芸能。

鬼剣舞(おにけんばい)とは?

Photo by Yoshi Canopus , CC 表示-継承 3.0, via Wikimedia
Photo by Yoshi Canopus , CC 表示-継承 3.0, via Wikimedia

北上市のあたりに1300年前から伝わる、重要無形文化財指定の民俗芸能です。

鬼剣舞は念仏剣舞の一種。

念仏剣舞とは、仏の化身が怨霊や亡霊を打ち倒すようすを演じたもの。鬼のようなお面を付けてますが、これは仏の化身なんですね。

鬼剣舞の由来については、諸説あります。

  • 大宝年間(701~704年)に 修験道の開祖である役小角が念仏を唱えながら踊ったのが起源という説
  • 大同年間(806~810年)に羽黒山の法師による悪魔退散・衆生済度の念仏踊りが起源という説
  • 前九年の役(1051〜1062年)で安倍の一族である黒沢尻五郎正任が出陣や凱旋のときに躍らせたという説

まぁ、皆さんあまり興味ないとは思いますけど。(笑)

鹿踊(ししおどり)とは?

鹿踊
Photo by Yoshi Canopus , CC 表示-継承 3.0, via Wikimedia

ししおどりには2種類あります。

県南で広まった「鹿踊」と、遠野や県北地方で広まった「獅子踊」があります。

岩手県は県南が旧伊達藩領で、県北は旧南部領ですから。

鹿踊は旧伊達藩領を中心に広まり、舞手が自ら歌い太鼓を叩き踊ります。誤って殺した鹿の弔いとか、鹿が遊んでいる様子が起源とか言われています。

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北上・みちのく芸能まつりの見どころ

冒頭でも触れましたが、見どころは最終日の花火。

しかし地元民として、いちおう民俗芸能も紹介しておきます。

お祭りの期間中、市内の各イベント施設で民俗芸能が披露されます。

鬼剣舞大群舞

お祭り2日目の鬼剣舞大群舞は、一般的には1番の見どころとされています。

鬼の面を被った200人の踊り手が、夜の大通りを埋めて舞を披露します。

でもですね、華やかとは言いがたく、鬼剣舞をずーっと見ているのはキツイですよ。

鹿踊大群舞

同じように鹿踊大群舞も見どころとされています。

しかしこちらでもすね、ずーっと見続けているのは厳しいものがあるんじゃないかと思います。

最終日はトロッコ流しと花火の夕べ

最終日の夜には、10000発の花火が打ち上がります。

ある年から花火にあわせて音楽が流れるようになったんですが、ハッキリいって選曲がいけてません。

雰囲気がおかしくなるから、止めて欲しいんですが。(;´Д`)

いちおう音楽の強弱や、曲の変化に合わせて花火が見事にシンクロする様子が素晴らしいと宣伝されています。

が!2015年はラジオ体操の曲なんですよ?いったいどういうセンスで誰が決めたんだ。。

ある意味こういった曲のセレクトや、大音量でも怒られない田舎を楽しんでください。

北上市は平坦な街なので、北上川流域はちょっと離れたところからでもよく見えますよ。

近くで見ても良いのですが、ちょっと離れた駐車場に止めて車から観るのも良いです。センスのない曲も聞こえてこないし。

展勝地レストハウス付近の駐車場が穴場だったんですが、2014年から有料になってしまいました。

大きな声ではいえませんが、イオンタウン北上あたりに停めても大丈夫かなぁと思います。

トロッコ流し

約1万個の燈籠が、北上川をゆったり流れる姿が綺麗です。

ナレーションを止めてくれると雰囲気を楽しめるのですが、そうもいきません。

ちなみにトロッコという意味ですが、この地域では名詞の語尾に〜ッコをつける癖があります。

例えば牛なら牛ッコ、人なら人ッコ、嫁ならヨメッコなんていう風に。なので多分、燈籠→トウロウッコ→トロッコに成ったんだと思います。

坑道とかを走る貨車、トロッコとは全く関係ないのでご注意。

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北上・みちのく芸能まつりの混雑状況

初日と2日目は、北上市街地(商店街)周辺に交通規制が敷かれます。

でも市内は混んでると言っても大したことはありません。

いつもより人が多いなっていう程度。もともと道が広いし人も少ないから、ごった返すなんてことはないですよ。

ただ、最終日の花火のメイン会場だけは混みます。北上駅東口の周辺に交通規制が敷かれ、珊瑚橋は車での通行禁止です。

車で行く場合は、花火大会指定の無料駐車場に止めるのが良いでしょう。

ちなみに展勝地の駐車場は有料になってしまったので注意。

遠くからもでも良ければ、ど田舎ですので路駐も余裕です。花火がよく見えるポイントで路駐している人達も多いですよ。

北上・みちのく芸能まつりのアクセス情報

電車の場合

JR「北上駅」から徒歩5分。
東北新幹線「北上駅」から徒歩5分。

車の場合

東北自動車道「北上江釣子IC」から車で10分(※混雑すると30分)

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地元民が語る民俗芸能の伝承事情

北上市で育つと、小さい頃から民俗芸能を教えこまれます。学校のイベントでも取り組むし、各自治体でも取り組みます。

神楽や鬼剣舞を覚え、文化祭やら体育祭で踊った記憶が。

ハロウィンのように、お盆の時期に獅子舞の後について家々を回ってお菓子をもらったこともあります。

ですので、北上市民なら小さいうちは誰でも鬼券舞を踊れてしまうんですね。

そして中学生になると、選ばれし者は民俗芸能の団体へと連れて行かれます。

一度参加してしまうと、一生の付き合いに。わりと頻繁に呼びだされますので気軽に参加しては行けません。(笑)

まとめ

北上・みちのく芸能まつりは玄人好みのお祭りですので、たいていの人は花火だけを見るのがよろしかと思います。

民俗芸能をずっと見ているのはなかなか・・・

というわけで花火大会は結構立派なものですので、ぜひ楽しんでください。

あと花火のときに流れる音楽のセンスをご堪能ください。

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