
福井県の紅葉と美味しいものを、同時に満喫できる九頭竜紅葉まつり。
お祭り会場の近くにある九頭竜湖の紅葉は、福井県内でも一番の名所で、日本紅葉の名所100選にも選ばれる絶景スポット。
毎年10月の第4週目の土日に行われ、紅葉はちょうど見頃。大勢の人が訪れる人気のお祭りです。
毎年参加している私が、日程や見どころ混雑状況をご紹介します。
九頭竜紅葉まつりの開催日程と場所
公式サイト
開催日程
<過去の開催日程>
2021年度は中止
2020年度は中止
2019年10月26日(土)~10月27日(日)9:00〜16:00ぐらい
2018年10月27日(土)~10月28日(日)
2017年10月28日(土)~10月29日(日)
2016年10月29日(土)~10月30日(日)
2015年10月24日(土)~10月25日(日)
開催場所
※スキー場が会場になっています。
九頭竜紅葉まつりの楽しみ方と見どころ

オープニングではたくさんの風船を一斉に放ちます。
それが紅葉と重なって消えていく姿が、なかなか華やか。
オープニングの演出は今のところ毎年同じですので、今年も風船だと思います。
秋の味覚フードコーナー

福井県の秋の味覚が堪能できるフードコーナーがずらり。
地元産の舞茸で作った舞茸の天ぷらや、穴馬カブラ、里芋などを使ったお弁当が大人気。他にも手打ちそばや、山菜の天ぷら、栗ご飯、岩魚の塩焼きなどあります。
いつも大人気で行列が出来ているのが、ふるまい大鍋。
福井県の秋の味覚がたくさんつまった大鍋で、無料で振る舞われます。毎日600食分が用意されますが、すぐに無くなってしまうので注意です。
無料で試飲できるお酒を振る舞うブースもあるので、お酒も楽しめます。おつまみには、イカの丸焼き、天ぷら、名古屋コーチン焼きなどがピッタリ。
おみやげには、越前大野の名菓子がそろっている「越前おおの銘菓市コーナー」が用意されています。
とにかく、フードコーナーの充実ぶりには大満足。
ついつい食べ過ぎてしまいがちです。
地元の特産品が揃うマーケット

山の中にも関わらず、地元福井の海の幸、山の幸がたくさん揃います。
特に地元の特産品である穴馬カブラの人気がすごく、山積みにされていた商品が午後には売り切れるほど。
穴馬カブラはカブの一種で、上半分が赤紫色で下半分が白色にハッキリ分かれているのが特徴。葉から根まで同様に柔らかく、すべて食べることができるので、地元では良く食べます。
穴馬カブラの漬け物は、福井県の家庭では昔から食べられている伝統食です。
子供も楽しめる体験コーナー
紅葉イベントというと、子供達には退屈かもしれませんね。
でもこのお祭りには、子供達も楽しめる人気のコーナーがあります。
その一つが化石発掘体験。
この体験教室では、石を割って化石を見つけます。もちろん指導員がしっかり側にいて教えてくれますし、石はねを防止するゴーグルも貸してくれるので安心。
驚くべきことに山の中なのに、石の中から巻貝やしじみの仲間が多く見つかるんですね。運が良いとアンモナイトも見つかるらしいです。どうやら、大昔はここも海だったんですね。
そしてもう一はトロッコ列車乗車体験。
この土地にあった鉱山では、トロッコ列車が使われていました。そのとき実際に使われていたトロッコ列車に乗ることが出来ます。小さめの車両なので体の大きい人が乗ると、狭く感じるかも知れません。
トロッコ列車はそんなに長い距離を走るわけではなく、数百メートルぐらいの線路を往復します。乗ってみた子供達の話では、ガタガタと乗り心地は良くなかったみたいです。
釣り堀コーナーもあります。
ここでは釣った魚を、その場で焼いて食べることができます。釣り堀と言ってもプールに水を張ったものなので、どこに魚がいるかはひと目で分かるんですけどね。
ステージイベント
最近は、どこに言っても見かけるようになった、ゆるキャラが登場。
石川県小松市のゆるキャラ「カッブキー(かぶのゆるキャラ)」は毎年恒例です。
ステージ上では、和太鼓、ジャズ、アンサンブル、フラダンス、ヒップホップ、郷土芸能の披露があり、フードコーナーで買った食べ物を片手に見学している人が多い。
空いているスペースでは、家族連れがキャンプ用のテーブルセットを広げていたり、レジャーシートを敷いていました。
ステージの演奏の音は、会場全体に響いていましたよ。
流木の無料配布
流木が積み重なっているところがあって、そこでは流木の無料配布が行われています。
大きいものから小さいもの、破片、丸太などいろいろ。
「欲しがる人なんているのかな?」と不思議に思っていたのですが、あっという間に流木が減っていきました。
意外と人が集まっています。
流木が欲しい人?は早めに受け取ったほうが良さそうです。
九頭竜ダム

会場近くには、他にも見どころがあります。
近くに「九頭竜ダム」というロックフィルダムがあり、この景色を目的に来る人も多いです。ロックフィルダムとは、石積みのダムのことです。
九頭竜湖は、ダムの建設によりできた人工湖。水はとても綺麗なグリーン色をしています。
よく晴れた日はエメラルドグリーンになることも。湖面に鏡のように反射した紅葉がステキです。
また、湖には「夢の架け橋」と呼ばれる、レトロな色合いの橋が掛かっているのですが、これが景色を邪魔すること無く、むしろアクセントになってキレイです。
混雑状況も紹介していきます。
九頭竜紅葉まつりの混雑状況

土日に開かれるイベントですので、両日とも多くの人で賑わいます。
九頭竜紅葉まつりの様子は、土曜日の夜のローカルニュースで流されるので、それに気づいた地元の人達が日曜日に訪れます。
最近ではSNSの普及もあり、土曜日に行った人の情報を見て、やってくる人も多いみたい。
そういったこともあり、日曜日の方が混雑しています。
アクセス情報もまとめました。
九頭竜紅葉まつりへのアクセス情報
電車の場合
JR福井駅からJR越美北線に乗り換え、最終駅「九頭竜湖駅」まで乗車。
ローカル線ですので、普段は運行本数が少ないですが、九頭竜紅葉まつりの期間中のみ増便します。
「九頭竜湖駅」からはシャトルバスが運行しています。(バスで約10分)
車の場合
東海北陸道白鳥JCTから国道158号経由で約15分。
道は国道158号線1本しか無いので、ここで渋滞に巻き込まれることがあります。すこし早い時間に行って、紅葉と美味しいものを堪能して早めに帰るのが吉。
駐車場については、無料で600台あるので安心です。
ちなみに、北陸自動車道から車で来る場合は、大野市の九頭竜峡を通るルートも紅葉がよく見えて人気です。
まとめ
九頭竜湖の紅葉は、福井県内でも一番の名所。
九頭竜紅葉まつりは、そんな紅葉を眺めつつ、充実のフードコーナーを楽しめます。
紅葉よりも、秋の味覚に心が奪われてしうまのは仕方ないですよね。
国道158号線の渋滞が酷いときがあるので、どうせ行くなら土曜日の早いうちが良いと思いますよ。
また、周辺での宿泊を考えている場合は、全国でも数少ないアルカリ性の温泉と飛騨牛が自慢のこちらのホテルが近いですよ。