采女祭の口コミ情報
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采女祭のおすすめ度
采女祭の感想
中秋の名月の9月に奈良の猿沢の池で行われる釆女祭。
釆女って何?
行ってから分かったこと。
釆女とは天皇のお世話係りのをする女性のことでした。
奈良時代に天皇の寵愛を受けていたあるひとりの釆女がいました。
ところが天皇の寵愛を失った時にあまりの悲しみに、猿沢の池に入水して自殺してしまったとのことです。
その後、猿沢の池のほとりに「釆女神社」が建てられましたが、亡くなった釆女が恥ずかしさ?から、池に向いていた神社がクルリと向きを変えたと言い伝えられています。
なるほど、神社は池を背にしてありました。
昼間は有料で猿沢の池に雅な舟に乗り、池を2周しました。
その間、釆女に扮した女性ガイドさんが色々お話を聞かせてくれました。
普段は池の中には入ることができないので、舟から見上げる五重の塔はまた風情がありました。
夜になると池の周りに張り巡らされた提灯に灯がともり、夜空にぽっかり浮かぶ満月が、昼間に乗った舟に綺麗な釆女を乗せて池をゆったりと廻ります。
静かで幻想的なお祭りでした。
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これから采女祭に行く人へのアドバイス
まずなんといっても、満月が出ていてこその幻想的なお祭りなので、天気予報をみてからお出掛けされることをお勧めします。
満足できるのは満月の演出があってこそのお祭りです。出ていなければ半減するでしょう。
お祭りと言っても、小規模でどちらかと言うと地味なお祭りです。
しかし、幻想的なものをお好みの方には、満月さえ出ていれば素敵な夜になることでしょう。
また、釆女祭の背景などを知る上で昼間に乗舟しておくことで、夜の釆女祭を更に楽しむことができると思います。
ただし、猿沢の池の周りの観光客の視線を上から浴びます。
屋台の数は、池の風情を出すためか少なかったです。
(50代・女性)