お堅い名前のお祭りなんですが、これが結構楽しめます。
過去の来場者は3日間で26万人。
沖縄の産業まつりは物産展みたいなもの。
沖縄県産品を扱うお店なら、有名企業だろうが個人だろうが出店OK。
食品、泡盛、かりゆしウェア、やむちん(焼き物)、三線(しゃみせん)などが揃っていて、しかも普段よりも安く買うことができます。
沖縄の人がとっても楽しみにしているこのお祭りは、毎年10月の下旬に、奥武山(おうのやま)公園で開催されます。
目次
沖縄の産業まつりの開催日程と場所
公式サイト
開催日程
<過去の開催日程>
2022年10月21日(金)〜23日(日)
2021年10月23日(土)・24日(日) ※オンライン、地域分散開催
2020年10月24日(土)・25日(日) ※オンライン、地域分散開催
2019年10月25日(金)~27日(日)
2018年10月19日(金)~21日(日)
2017年10月27日(金)~29日(日)
2016年10月21日(金)~23日(日)
開催場所
沖縄の産業まつりの楽しみ方と見どころ
モノレールに乗って奥武山公園駅に近づくと、会場が見えて来ます。
遠くからでも分かるほど、すごい数のブースと人出。
広い奥武山公園を7つのブロックに分けて、それぞれに会場が設置されています。順に紹介しますね。
第一会場・第二会場「県立武道館」
室内が会場となっていて、かりゆしウェアの新作発表会などが行われています。
ローカルニュースでよく映される場所。
製品や新技術の展示しかないので、ここはスルーでも良いかなと。
ただ、泡盛が好きな人には、沖縄県内の全ての泡盛が展示されているコーナーがあるので、用チェックかもしれませんよ。
展示はいいから早く飲み食いしたいという人は、第三会場に急ぎましょう。
第三会場「市町村コーナー・特産品フェア」
ここが来場者にとってのメイン会場になります。
たくさんのブースが並んでいて、飲み食いしたり買い物をしたりできますよ。
商工会の特産品フェア「ありんくりん市」のコーナーでは、各市町村の商工会が、村おこし事業などで開発した商品を展示即売。普段は見かけない珍しい商品があります。
三線工房も出店していました。サンリオとのコラボで作られたキティちゃんの三線とか、今風のオシャレな三線が並んでいます。普段よりもグッと安い値段になっているそうです。
ヘリオス酒造の出店では、クラフトビールの飲み比べをすることも!飲み比べ4種セットは、クラフトビールを4種類で1000円。ほんのり甘い香りとホロ苦い味が特徴のペールエールは、もう一杯欲しいところです。
当然、泡盛コーナーもあります。有名な酒造が甕を並べて待ち構えてますよ。比嘉酒造、瑞穂酒造 、瑞泉酒造、忠孝酒造、菊之露酒造など試し飲みができたり、古酒の量り売りなんかもあります。
久米仙酒造ではラベルが名字になる、名字ボトルを作ることができ、毎年とても人気。例年通りだと出来上がるまで2時間ぐらいかかるので、ほしい人は早めに行って予約しましょう。
泡盛やビールが苦手な人には、サワーもあります。沖縄といえばシークワーササワーですよね!沖縄県産のシークワーサを生搾りしたサワーが美味しいですよ。
次は、お墓が見どころの第四会場です。
第四会場「建材展・農産物展」
お墓の他に、建材や太陽光パネルなどを展示販売している会場です。
でも、一番の見どころは、沖縄特有のデッカイお墓。沖縄のお墓って、お墓って言うより小さい霊廟みたいなんです。
しかも形がちょっと特殊で、物によっては屋根が付いてたり。スコールのときなど、活躍してくれそうです。
この会場は人もまばらで、かなり空いているのですが、ちゃんとアピールになっているのでしょうか・・・。
その他、農産物や植木なども販売していました。
次は沖縄企業のための会場です。
第五会場「県産品展示即売会」
ここは企業ブースが多い会場です。
沖ハムや沖縄製粉、オキコパンなど日常生活でお馴染みの沖縄企業のブースがたくさん。すこし企業ブースを見て回りましょう。
沖縄でパンを買うならオキコパン。内地でいうところのヤマザキパンのようなもので、沖縄ではオキコパンがスタンダード。オキコパンのブースでは、10個300円でバイキングをやっています。結構な人だかりが、できてましたよ。
石垣牛のステーキを焼いているブースは、いつ行っても大人気。遠くからでもいい匂いがしてきます。
ゆいまーる牧場×焼肉店のコラボで、巨大な牛肉の塊を豪快にロースト。焼き加減はミディアムとウェルダンの間ぐらいで、ちょうどよいです。
隣で売っている石垣牛コロッケと、どっちを選ぶか迷うところ。
沖縄県はハチミツも取れるんです。
ちょっとビックリしますがミツバチの巣が入っているケースが飾られていて、中でミツバチがブンブン飛び回っています。ミツバチを見ていてもあまり見ても楽しくはないのですが。
その他、食べ物系のブースが多いので、あちこちからいい匂いがしてきます。
お肉を使った料理が多く、あぐー餃子、ヤギ汁、チーイリチャー(豚の血炒め)、中身炒め(大腸、小腸、胃などの炒め物)などなど。
行列嫌いの沖縄県民ですが、ここでは行列も見られます。
各ブースには抽選があったり、ちょっとしたイベントをやっていたりと、いろいろ工夫して頑張っています。
沖縄は最低賃金が低いとか失業率が高いと言われていますが、沖縄の企業も努力しているんだなと思いました。
あ、そうそう。ブースを回るときは、「美味しそう」とか「食べたい」と思ったものは、積極的に買いましょう。
じゃないと人ゴミに流されて、戻るに戻れなくなってしまったり、あまりのブースの多さに探せなくなったり、人気の商品はすぐに売り切れたりするからです。
さて、お腹の膨れたところでビアガーデンに行きましょう。
第六会場「オリオンビアガーデン」
オリオンビアガーデンは工場直送のオリオンビールが格安で飲める会場です。
ここは長居する人がとっても多いですね。
テーブルと椅子も揃っていて、座ってゆっくり飲むことができます。席の競争率は高めですが、少し待てばなんとか座れますよ。
先ほどの会場で買ったつまみを食べながら一服するのが幸せ♪
試作段階のビールなども飲めます。オリオンビールガールも目を引くし、とても人気がありますよ。
その他ステージやミニライブも行われています。夜のライブの後は、カチャーシー(沖縄の手踊り)をみんなで踊っていたりと賑やかでした。
オリオンビールで喉が潤ったら、次はお土産です。
第七会場「陶器市(やちむん通り)」
その名の通り、お皿やなどの陶器やシーサーなどの焼き物、琉球ガラスがずらりと並んでいる会場です。
お皿や陶器が300円ぐらいから売ってますよ。風変わりなシーサーもたくさん。
琉球ガラスも様々な種類があり、しかも安く販売されてます。
通常の半額ぐらいで売ってますよ。
琉球ガラスは細工が施されてものは、本当は高いやつなので、もし売ってたらラッキーです。
ろくろを体験できるコーナーもありました。
沖縄の産業まつりの混雑状況
沖縄の産業まつりはとても人気があるので、非常に混んでいます。午後8時にクローズするお祭りですが、夕方から夜にかけてが一番混みます。
最終日は、売り切れで早めに切り上げるブースも多いです。行くなら、金曜日か土曜日の方がいいんじゃないかなと。
車で行ったことがないのですが、駐車場付近は大渋滞しているそうですよ。
沖縄の産業まつりへのアクセス情報
モノレールの場合
ゆいレール「壷川駅」または「奥武山公園駅」から5分ぐらいです。
ビールや泡盛もあることですし、モノレールが良いのでは?
車の場合
那覇軍港特設駐車場に停めてくださいと案内あります。
駐車場から会場まではシャトルバスを利用できるのですが、結構待たされると聞いています。
先のような案内があるのですが、テニスコート側の駐車場に停めている人をチラホラ見かけましたよ。
まとめ
沖縄産業まつりは、会場が広くてブースが多いので、見て回るには半日ぐらいかかります。
ほとんどの時間を飲み食いしながら過ごすことになりますが、これだけのブースが出ていると飽きることがありません。
沖縄のソウルフードが揃っていますので、ぜひお腹を空かせて参加してください。
おみやげには琉球ガラスの細工が安くなっているのでお買い得ですよ〜。