一万人エイサー踊り隊は、毎年8月の最初の日曜日に、国際通りで開催されます。
真夏のお昼過ぎにもかかわらず、国際通りは見物客でいっぱい。
しかも年々、観光客が増えています。特に外国人の姿をよく見かけるようになりました。
沖縄のお祭りは、本土とは違う独特のものがあります。
そんな沖縄のお祭りを、東京から移り住んだ私がご紹介します。
目次
一万人エイサー踊り隊の開催日程と場所
公式サイト
開催日程
<過去の開催日程>
2023年8月6日(日) 12:00~20:00
2022年8月7日(日)12:00~20:00
2019年8月4日(日)14:00~20:00
2018年8月5日(日)
2017年8月6日(日)
開催場所
そもそもエイサーって何だ?
エイサーとは沖縄の伝統芸能で、旧盆の時期に先祖を霊を供養するために踊ります。本土でいうところの盆踊り。
地域毎に踊り方が違い、旧盆の時期は踊りながら練り歩きます。
エイサーといっても、様々な型があり太鼓の種類も異なったり。太鼓を使わない手踊りだけのエイサーもあり、これが本来の型ではないかと言われています。
近年では、エイサーにポップスを取り入れ、衣装も派手に創作した創作エイサーも多く見かけるようになりました。
エイサーの語源は、浄土宗の念仏囃子から来ているという説もあります。
一万人エイサー踊り隊の楽しみ方と見どころ
一万人エイサー踊り隊は、午後いっぱい踊り続けます。
暑いので水分補給をしながら見てください。踊り手も暑いので、演舞中には、道路に打ち水をしますよ。
出店はありませんが、国際通りなのでお土産屋さんや飲食店は十分。エイサーを満喫したら、国際通りを散策してください。
一万人のエイサー踊り隊
国際通りを通行止めにして、さいおんスクエアの前からパレットくもじ方向に移動しつつ、10箇所ほどの演舞ポイントでエイサーが披露されます。
演舞ポイントごとにエイサーを披露する団体が異なり、同じ曲でも地域によって振付が違います。創作エイサー団体の場合は、それぞれ趣向を凝らして、空手を組み入れたり、獅子舞がいることも。
県内各地から参加するエイサー団体は約70。伝統的な青年会、職場の仲間、大学のサークル、小さな子供から、おじいおばあのグループなど様々。
各団体は色鮮やかな衣装に身を包み、パーランクーと呼ばれる手持ちの太鼓や大太鼓を打ち鳴らしながら踊ります。目の前で演舞があるので、踊り手の汗や息づかいも感じられますよ。
伝統的なエイサー踊り隊
伝統的なエイサーでは男性が太鼓を持ち、女性が手踊り。手踊りの女性の着物は丈が短め。団体によって男女ともに太鼓を持っているところもあります。
各団体に地方(じかた)がいて、三線(さんしん)を弾きながらエイサーを唄い、踊り手をリードします。
彼らは年上の男性であることが多く、中心的な存在となってます。
ちょんだらーという役回り
エイサーで特徴的なのが「ちょんだらー」。
各エイサー団体には「ちょんだらー」と呼ばれる、顔を白塗りにした人がいます。
着物を着崩して滑稽に踊っていますが、実は道化役だけではなく、世話役でもあります。
踊りの列から外れて、観客席の子供をかまったり、一緒に踊ろうと声をかけたり。
世話役なので踊り手の水分補給に気を配りつつ、移動の指示をします。
エイサーは飛び入り参加歓迎!
太鼓の響きはお腹に伝わる重低音で、ここちよい響きです。
そんな響きと躍動感あふれる踊りを見ていれば、ついつい一緒に踊りたくなってしまうのが人もいるはず。
そんな方は「にわかエイサー隊」として飛び入り参加することが出来ます。当日の朝10時から県庁前広場で受け付けてますよ。
パーランクーと、太鼓のバチもレンタル料1000円を支払って演舞指導を受けたら、誰でも踊り手になれます。
最後はカチャーシー
カチャーシーとは「かきまぜる」を意味する「カチャースン」から変化した沖縄の言葉。沖縄人なら結婚式で必ず踊ることになる手踊りのことです。
沖縄では祝いごとの最後をカチャーシーで締める習慣があり、踊り手も観客も一緒になって踊ります。
一万人エイサーでも最後の締めはやっぱりカチャーシー。
賑やかで温かみのある踊りなので、東京出身の私ですが、盆踊りより気に入ってます。
ちなみに↑動画のおばあちゃんは琉球村のキャンペンガール。
村人が集まって和気あいあいと踊る姿が実に沖縄らしい。動画を見るだけでものんびりとした雰囲気を味わえますよ。
雨が降るとプログラムが変更されることも
エイサーの演舞の後、ものすごい夕立になってしまい、エイサーが中断することがありました。
沖縄は激しいスコールが降りますからね。
踊り手も観客もお土産屋さんの軒下で雨宿り。
涼しくなって良かったんですが、プログラムは変更を余儀なくされました。
というわけで天気によっては、プログラムが変更になります。
一万人エイサー踊り隊の混雑状況
通り沿いはかなり混み合います。
ですが、通行人が通る道は確保されているので、ギュウギュウで動けないというほどではありません。
見学客には外国人の方もかなり居ます。身長が高いので、外国人の方の後ろにいると見えませんね。(^_^;)
トイレは近くのコンビニなどの店舗のものを拝借しますよ。そこも混雑します。
一万人エイサー踊り隊へのアクセス情報
電車の場合
国際通りなので、モノレール牧志駅、県庁前駅からすぐです。
車の場合
国際通りの周辺にパーキングが点在しています。
県民広場地下駐車場や、リウボウ松尾駐車場などは、わりと大きな駐車場ですので停めれるかもしれません。私はいつもで電車で行っています。
まとめ
一万人エイサー踊り隊は、沖縄の国際通りで行われる人気上昇中のイベント。
見学するときは、水分補給が大切です。
夏の沖縄は結構な暑さなので、ぼーっとしてきたら要注意。
沖縄の踊りって、ゆるやかな雰囲気があって、見ているこっちも楽しくなりますね。
沖縄県民じゃなくても、チムドンドンする(胸が高鳴るという意味)というエイサー祭りをぜひお楽しみください。
この時期に沖縄に行き、一万人エイサー踊り隊を見学する場合は、国際通り周辺のホテルを早めに予約しましょう。