諏訪湖祭り湖上花火大会の口コミ情報
諏訪湖祭り湖上花火大会のおすすめ度
諏訪湖祭り湖上花火大会の感想
毎年8月15日に諏訪湖で行われる花火大会です。人気の理由は全国屈指の規模だけでなく、地形を活かした独特の花火を堪能できるからなのです。
そもそも、なぜこのようにのどかな町でモンスター級の花火大会が?と疑問に思うのですが、ここは日本3大奇祭で有名な御柱祭が行われる町。祭りにかける情熱は尋常ではありません。
2時間で4万発以上の花火が夜空一面に乱れ咲き、諏訪湖を囲むように連なる山々の存在が最大の音響効果を発揮します。花火の炸裂音は体を貫くほど強い衝撃を与えながら山々に反響し、その轟音が臨場感をかき立てます。
またフィナーレには、優雅な滝のように流れ落ちる全長約2kmものナイヤガラと、湖面ギリギリで開く花火が左右からどんどん近づき最後は1つになる水上ス ターマインが、信州の短い夏の夜を彩ります。
花火の荒々しい轟音と衝撃、そして視界に収まらない壮大な花火は感動と興奮を与えてくれ、間違いなく忘れられ ない花火大会となります。
この花火大会はいくつかのポイントがあります。
まずは耳寄り情報から。
◆有料自由席を購入しよう
オススメは石彫公園・湖畔公園エリアの有料自由席。この席の正面には大型マス席がありますが、観覧になんの不自由もありません。チケットの当日販売はなく、地元販売とコンビニ販売のみなので要注意です。
◆トイレ
300前後の仮設トイレが用意され、近隣の公的施設でもトイレを借りることができますが、女性の場合は長時間並ぶこともあります。暗くなると場所がわかりにくいので、始まる前に場所の確認を兼ねて済ませておきましょう。
◆屋台
約600店が軒を連ね定番からB級グルメまで幅広いラインナップが魅力です。
例年15時頃から歩行者天国となるので、ゆっくり見て回るのもよいでしょう。
一番屋台が集中しているエリアのイカ焼きが有名で、長時間並んでも食べたい屋台フードの1つです。
◆夕立注意
地形の関係か、ほぼ毎年開催直前に夕立が降りますので、雨具の用意を。傘はエリアによっては禁止されているので、カッパもしくはポンチョの準備をしておくと安心です。
また、標高が高いので寒暖の差が激しく夜間は湖面からの風で冷えます。防寒としてもあると便利ですので、近くの温泉旅館・ホテルで確保しておくとよいでしょう。
◆現地での情報収集にはラジオ
当日はLCV FM769「花火ラジオ」(76.9MHz)で6時~24時まで、花火打ち上げ情報、駐車場情報、渋滞情報を放送します。
これから諏訪湖祭り湖上花火大会に行く人へのアドバイス
ここでは最大の難点を紹介します。
◆アクセスの悪さ
行きも帰りも覚悟が必要です。行きはできるだけ早く現地入りした方がいいでしょう。
自由有料席の開門は14時ですが、早朝より開門待ちの長蛇の列となっています。開門と同時にレジャーシートで場所取りが始まります。
車を会場近くに停めたら花火終了後数時間は抜け出すことができないと思って間違いありません。
諏訪市内の道が狭いこと、ICまでの主用道路が何種類もないので、大渋滞なんて言葉で片付けられるようなレベルではありません。完全に麻痺して動きません。
どうしても渋滞を回避したいなら方法は2つ。
(1)電車を利用する
(2)駐車場を数キロ先の遠い所にして、フィナーレ前には駐車場から出る(交通規制エリアは移動が無理)
昨年は深2時まで渋滞が続いた場所もあったので、小さいお子さんがいるご家庭はそれなりの準備をしておきましょう。
どうせ動かないのであれば、車内でゆっくり仮眠をとるなどして過ごした方が精神衛生上よいでしょう。
そして電車でも同じことが言えます。最寄り駅は「上諏訪駅」ですが、混雑時は100m進むのに10分以上かかります。
また改札制限のために特急列車に乗れない場合もあり、とにかく着た電車に乗る!方式で諏訪を脱出するしかありません。
場合によっては隣駅まで歩いた方が早い場合もあるようです。
遠方から訪れる人は、花火大会の会場に近い上諏訪駅周辺のホテルや旅館を予約したほうが良いと思います。
読むだけでクラクラしてきますが、それでも毎年人口の10倍もの人が押し寄せる日本屈指の花火大会です。
祭り好きの諏訪人の心意気を心ゆくまで堪能してください。
(女性・30代)