梅雨の時期といえば、あじさいが見ものですがそれだけではありません。
みなさんは「花しょうぶ」をご存知でしょうか。江戸時代を中心に数多くの品種が育成され、現在は2000種類もあると言われています。
花しょうぶはスラッした立ち姿、青紫色の花をつける落ち着いた雰囲気の草花です。
たまには風流に草花を眺めつつ、ゆったりと散歩をしてみませんか。
横須賀花しょうぶまつりの開催日程と場所
公式サイト
開催日程
日程:2024年5月25日(土)〜6月23日(日)
時間:9:00~19:00
入園料: 大人320円 小学生100円(4月~6月)
開催期間は毎年6月頃から1ヵ月間です。
6月初旬〜中旬にかけて花が満開になるため、そのあたりを目安に行きましょう。開花情報は公式サイトをチェックしてください。
衣笠しょうぶ祭の日は、入園無料ですよ!
開催場所
衣笠しょうぶ祭の日は、駐車場(有料)が大変混雑するので要注意です。
花しょうぶってどんな草花?
花しょうぶを意識する機会なんて、あまり無いですよね?
花しょうぶは江戸時代より、日本に自生していたノハナショウブをもとに各地で改良を加え、進化させてきた日本の伝統的な園芸植物です。
花しょうぶは大別すると4つの系統があります。
・江戸系
・伊勢系
・肥後系
・長井系
最近では外国で改良された外国系もあります。
しょうぶと聞くと端午の節句を思い出します。この日はしょうぶ湯に浸かったり、しょうぶ酒を呑んだりして、しょうぶによって端午の厄を祓います。
しかし「しょうぶ」と「花しょうぶ」は実は全く種類が違います。
花しょうぶは鑑賞のための草花なんですね。
花しょうぶまつりの見どころ
様々な花しょうぶが見られる
江戸系 「青岳城」、肥後系 「朝日の里」、伊勢系 「美吉野」、米国系 「ピンクフロスト」の4系統が主に栽培されています。様々な色の花を咲かせる花しょうぶが、あたり一面に見られるところは圧巻です。
花しょうぶの花って思ったより大きいんですね。私の好きな桔梗の色もあります。
花柄(かへい)摘み
花柄とは花に近い茎の部分のことを言います。
花しょうぶ園では花しょうぶを摘んでいる様子を観ることができます。伝統的な管笠(すげがさ)を被り、紺絣(こんすがり)の服に身を包んでいる人たちがいます。
植物園とは違い、花の手入れも見どころとしているんですね。静岡県のお茶の葉を摘む人とイメージが被って、風土が感じられました。
衣笠(きぬがさ)しょうぶ祭
花しょうぶまつりの期間中に、衣笠しょうぶ祭の日というのがあります。
この日は様々なイベントが用意されており、近くの高校のチアリーディング部によるパフォーマンスや阿波踊り、屋台が用意されています。
そして、この日だけは無料で入園できます。
ウォーキング
横須賀しょうぶ園を見て回るのと、だいたい2kmぐらいのウォーキングになります。都会の喧騒から離れて、といっても横須賀ですが、たまにはウォーキングするのも気分転換になって良いです。
緑を見ていると視力が回復するという話もあります。個人的にはリフレッシュできて回復した気がしました‥。
花しょうぶまつりの混雑状況
花しょうぶが見頃になる時期は混雑が予想されます。衣笠しょうぶ祭の日は、もっと混雑します。駐車場は90台分のスペースしかありません。
電車バスをご利用の際には注意して欲しいことがあります。最寄り駅のJR衣笠駅から、花しょうぶ園行きのバスは、1時間に2本程度しかでていません。運行表で時間を確認してから訪れましょう。
6月1日からは、JR汐入駅からしょうぶ園への直行バスが出ます。
横須賀しょうぶ園へのアクセス情報
電車の場合
JR衣笠駅からしょうぶ園行きのバスに乗り終点下車(約10分)。
花しょうぶまつりの期間は「JR汐入駅」より、しょうぶ園への直通バスがあります。
車の場合
横浜横須賀道路、横須賀ICより5分です。
横須賀しょうぶ園は花しょうぶだけじゃない!
花しょうぶばかり取り上げてきましたが、横須賀しょうぶ園はそれだけではありません。
アジサイ、藤、スイレン、へメロカリスといった多様な花が見られます。休憩所がとても多いので、ピクニックがてら花しょうぶ園を訪れて昼食を食べるもの良さそうです。
まとめ
開花情報をきちんと確認しないでいくと、お目当ての花を外すことがあります。バスの運行情報と開花情報は、事前にチェックしてから訪れましょう。